みなさんが毎日使うペットボトルやプラスチック袋。飲み終わったジュースのボトルや、お弁当が入っていた容器、これらはどうなると思いますか?そのまま捨てるだけでなく、別の物に生まれ変わる可能性があるんです。これが「リサイクル」です。リサイクルとは、もう使わなくなった物を集めて、また別の新しい物を作る時の材料に使うことです。
プラスチックは自然に分解されにくい素材で、そのまま捨てるとずっと地球に残ってしまいます。実は、今から50年以上前に捨てられたプラスチックが、今でも海の底や土の中に存在しているんです。だから、プラスチックをリサイクルすることは、地球を守るためにとても大切なんです。
町にあるごみ箱に分別※1して出したプラスチックは、リサイクル工場に運ばれて細かく砕かれたり、溶かされたりします。その後、新しいプラスチック製品や、全く違う物を作る材料になるのです。例えば、古いペットボトルが新しいペットボトルに生まれ変わったり、あるいは洋服や靴、公園のベンチ、さらには運動会で使う跳び箱までもが、使い古されたプラスチックから作られているんです。びっくりするような物に変身することもあります。
リサイクルと似た言葉に「アップサイクル」というものがあります。これは、もう使わない物を、元の物より良い物や、価値の高い物に生まれ変わらせることです。例えば、古いジーンズを切ってクッションカバーにしたり、ペットボトルの底を切り取ってランプシェード※2を作ったり、古いTシャツを細く切ってカラフルな雑巾にしたりします。学校の図工の時間で、空き缶や段ボールを使って工作をするのと同じイメージです。
アップサイクルのいいところは、新しく何かを作る過程で出るエネルギーがリサイクルより少なくて済むということです。つまり、リサイクルは材料を一度溶かしたり砕いたりするので電力が必要ですが、アップサイクルは手作業で形を変えるだけなので、もっとエコなのです。リサイクルも大事ですが、アップサイクルのように不要な物を工夫して活かすことで、もっと少ないエネルギーで地球に優しい暮らしができるんです。未来の町では、こうしたアップサイクルの考え方が広がって、ごみがどんどん減っていくと考えられています。
未来の町でごみを減らすために、今から私たちにできることがあります。まず大事なのは「分別」です。プラスチックと他のごみを分けることで、リサイクル工場がリサイクルしやすくなります。汚れたままのプラスチックは機械を傷つけてしまうので、きれいに洗うことも大切です。
次に、プラスチック製品をなるべく買わないようにすることも大切です。例えば、買い物の時にエコバッグを持って行ったり、飲み物は瓶に入った物を選んだり、プラスチック製のおもちゃより木製のおもちゃを選んだりすることです。そして、古い物を捨てる前に、もう一度使う方法がないか考える習慣をつけることです。これが「アップサイクル」の第一歩です。
実は、世界中の小学生が集まってプラスチックリサイクルに取り組むと、1年間でビルディング10棟分くらいのプラスチックごみを減らせるんです。未来の町がごみの少ない社会になるかどうかは、私たち一人ひとりの行動にかかっています。小学生の皆さんが今からプラスチックのリサイクルについて考え、行動することは、本当に素晴らしいことなのです。
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※1 分別(ぶんべつ):ごみの種類ごとに分けることです。プラスチック、紙、缶など種類別に分けます。
※2 ランプシェード:電球の周りを覆う、光を柔らかくする物です。