# 食品ごみが宝物に!年間2,500万トンのごみをアップサイクルする未来の素材革命

ポイント1:食べ物のごみが新しい素材に変身!

みんなの家では、野菜の皮や果物の種など、料理をしたあとに捨てているものがたくさんありますよね。実は、そんな食べ物のごみを使って、プラスチックのような便利な素材を作ることができるんです。

これはアップサイクルという考え方です。アップサイクルとは、いらなくなったものを、ただ再利用するリサイクルよりもさらに価値のある新しいものに変えることです。例えば、リンゴジュースを作るときに出る皮や芯を集めて、カバンや靴を作る素材に変えている会社があります。

バナナの皮からは丈夫な繊維(せんい=糸のようなもの)が取れます。コーヒーを作ったあとのカス、お米のもみがら、オレンジの皮など、今まで捨てていた食べ物から、いろいろな素材が生まれています。これをバイオマテリアルと呼びます。バイオは「生き物からできた」、マテリアルは「材料」という意味です。

ポイント2:プラスチックの問題を解決できる!

今、地球では普通のプラスチックによる問題が深刻になっています。プラスチックは石油から作られていて、自然に分解(ぶんかい=バラバラになって土に戻ること)されるまでに何百年もかかります。海に流れ着いたプラスチックごみで、魚や鳥が困っているニュースを見たことがあるかもしれません。

食べ物から作ったバイオマテリアルのすごいところは、使い終わったあと自然に戻りやすいことです。土に埋めると、微生物(びせいぶつ=目に見えない小さな生き物)が食べてくれて、数ヶ月から数年で土に戻ります。

プラスチックのリサイクルも大切ですが、食べ物のごみをアップサイクルした素材なら、もっと環境にやさしいのです。しかも、強度もプラスチックに負けないくらい丈夫なものが作れるようになってきました。スマートフォンのケースや、文房具、洋服など、いろいろな製品が実際に作られています。

ポイント3:みんなができることから始めよう!

食品廃棄物(はいきぶつ=捨てられるごみ)を使ったバイオマテリアルは、まだ新しい技術なので、普通のプラスチック製品より値段が高いことが多いです。でも、使う人が増えれば増えるほど、作る量も増えて、値段も安くなっていきます。

みんなにできることはたくさんあります。まず、食べ物を大切にして、できるだけごみを減らすこと。そして、お店で買い物をするとき、食べ物から作られた素材の製品を選んでみること。例えば、トウモロコシから作られた筆箱や、コーヒーかすから作られたノートなどが売られています。

学校の自由研究で、食べ物の皮や種を集めて観察してみるのも面白いですね。「これが将来、カバンになるかもしれない」と想像すると、いつもは捨てているものが宝物に見えてくるはずです。

リサイクルからアップサイクルへ。食べ物のごみを新しい価値のある素材に変える技術は、これからもっと進化していきます。みんなも未来の地球を守る一員として、できることから始めてみませんか?