みんなは海に流れ着いたペットボトルやビニール袋を見たことはあるかな? 実は今、世界中の海には約1億5000万トンものプラスチックごみが浮かんでいると言われているんだ。これは学校のプール約3億個分にもなる量なんだよ。
でも安心して! 科学者たちは、この海のプラスチックごみを新しい素材に生まれ変わらせる技術を開発しているんだ。これを「アップサイクル」と呼ぶよ。アップサイクルとは、ただリサイクル(※再利用すること)するだけでなく、もっと価値の高いものに作り変えることを意味するんだ。
例えば、海で回収したプラスチックを洗って細かく砕き、新しい服やカバン、靴などに作り変える技術があるよ。有名なスポーツブランドでは、海のプラスチックごみから作ったシューズを販売していて、1足作るのに約11本のペットボトルを使っているんだって。すごいよね!
海のプラスチックから作られる新素材には、いろいろな種類があるんだ。
まず「再生プラスチック繊維(※プラスチックから作った糸のこと)」があるよ。これはTシャツやジャケット、リュックサックなどの材料になる。触り心地も普通の服と変わらないし、丈夫で長持ちするんだ。
次に「プラスチック建材(※建物に使う材料のこと)」もあるよ。海のプラスチックを溶かして固め直すと、公園のベンチや家の床材、デッキなどに使える丈夫な板ができるんだ。木材の代わりに使えば、森の木を守ることもできるね。
さらに最近では「バイオプラスチック」という新しいプラスチックも作られているよ。これは微生物(※とても小さな生き物)の力を借りて、海のプラスチックをより環境に優しい素材に変える技術なんだ。自然に戻りやすいプラスチックができるから、環境への負担がぐっと減るんだよ。
リサイクル技術の進化によって、捨てられたプラスチックが新しい命を吹き込まれて、私たちの生活に役立つ製品に生まれ変わっているんだね。
海洋プラスチックから新素材を作る技術は素晴らしいけれど、もっと大切なことがあるんだ。それは、まず海にプラスチックごみを出さないことだよ。
私たちにできることはたくさんあるよ。マイボトルを持ち歩いてペットボトルを減らしたり、買い物にはエコバッグを使ったり、プラスチック製品はきちんと分別して出すこと。こうした小さな行動が、海を守る大きな力になるんだ。
また、海洋プラスチックから作られた製品を選ぶことも大切だよ。そうすることで、アップサイクルの技術を応援することになるし、企業ももっと環境に優しい製品を作ろうと頑張ってくれるんだ。
今、世界中で若い人たちが海のクリーンアップ活動(※海岸のごみ拾い)に参加したり、リサイクルについて学んだりしているよ。みんなの力を合わせれば、きっと美しい海を未来に残すことができる。海のプラスチックごみ問題は大きな課題だけれど、新しい技術と私たち一人ひとりの行動で、必ず解決できると信じているよ!