# 捨てないで！古いTシャツが地球を救う「アップサイクル」〜リサイクルとの違いと簡単リメイク術

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1. 着なくなったTシャツが新しい服に生まれ変わる「アップサイクル」ってなに？

みんなの家には、小さくなって着られなくなったTシャツや、よれよれになったTシャツがありませんか？普通のリサイクルでは、古い服を細かく砕いて、まったく別のものに作り変えます。でも「アップサイクル」は違います！Tシャツの良いところをそのまま活かして、もっと素敵な新しいアイテムに変身させる方法なんです。

たとえば、お気に入りだったTシャツを捨てずに、エコバッグやクッションカバーに作り変えることができます。これは、ただのリサイクルよりも価値を高めているので「アップサイクル」と呼ばれています。「アップ」は「上へ」という意味で、ものの価値を上げるということなんですね。

プラスチックのリサイクルでは、ペットボトルを溶かして新しいペットボトルを作りますよね。でも服のアップサイクルは、元の服の形やデザインの良さを残したまま、新しいファッションアイテムに変えられるんです。これって、とてもエコ（環境に優しい）で、楽しい方法だと思いませんか？

2. Tシャツリメイクでどんなものが作れるの？

古いTシャツから、びっくりするほどたくさんのものが作れます。ここでは、小学生のみんなでも挑戦できる簡単なものから、プロが作る本格的なものまで紹介しますね。

まず、はさみだけで作れる「Tシャツヤーン」があります。これはTシャツを細長く切って、毛糸のようにしたものです。これを編んで、コースター（※コップの下に敷くもの）やブレスレットが作れます。針も糸も使わないので、とても安全です。

次に、少し縫い物ができる人なら、トートバッグやポーチが作れます。Tシャツのプリント部分をそのまま使えば、世界に一つだけのオリジナルバッグができあがります。お母さんやお父さんに手伝ってもらいながら作ってみるのも楽しいですよ。

プロのデザイナーさんたちは、たくさんのTシャツを組み合わせて、まったく新しいワンピースやジャケットを作っています。カラフルなTシャツを使えば、パッチワーク（※いろいろな布をつなぎ合わせる技法）みたいな素敵なデザインになります。このように、リサイクルの考え方を取り入れたファッションは、今、世界中で注目されているんです。

3. Tシャツのアップサイクルが地球を救う理由

なぜ古いTシャツをリメイクすることが大切なのでしょうか？それは、地球の環境を守ることにつながるからです。

実は、服を作るときには、たくさんの水や電気が使われます。新しいTシャツを1枚作るのに、なんとペットボトル約90本分もの水が必要なんです！だから、古いTシャツを捨てずに新しいものに変えれば、新しい服を作る必要が減り、水や電気の節約になります。

また、捨てられた服の多くは燃やされたり、埋められたりします。これが地球温暖化（※地球全体の気温が上がること）の原因の一つになっているんです。プラスチックのリサイクルと同じように、服も再利用することで、ゴミを減らすことができます。

さらに、アップサイクルは「ものを大切にする心」を育ててくれます。思い出のつまったTシャツを新しい形で使い続けることで、ものへの愛着が生まれます。これは、使い捨ての文化から、長く大切に使う文化への変化を意味しています。

みんなも家族と一緒に、古いTシャツで何か作ってみませんか？それが小さな一歩でも、地球を守る大きな力になるんですよ。

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